現在子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルス:HPV)のキャッチアップが行われています。
この制度が2025年の3月で終了してしまいます。
キャッチアップとして無料でワクチン接種を受けるためには、
2024年11月までに1回目を受ける必要があり期限が迫っています。
この制度は、
平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性の方に、
定期接種(対象年齢:小学校6年から高校1年相当)を逃してしまった方が多いことから、
救済措置として対象の年齢の女性が無料でワクチンを受けられるようになっている制度です。
平成9年度生まれ~平成19年度生まれの女性の方が定期接種の対象年齢だった時代には、
様々な偏向報道が目立ち、また国が積極的推奨を差し控えていたこともあり、
接種を逃してしまった方がかなりいらっしゃいます。
このワクチンが始まった頃には効果や安全性に未知な部分もあり副反応の報道もありましたが、
その後の研究で因果関係があるものは少ないとされ積極的推奨が再開されています。
ヒトパピローマウイルス:HPVは子宮頸がんや尖形コンジローマの原因となるウイルスで、
性交渉によって感染します(接種していない成人女性の50-70%が感染しています)、
日本の女性は、他の先進国と比較し接種率が低く、
特に長野県ではキャッチアップを受けている方は10%程度しかいないそうです。
ワクチンを受けている女性では子宮頸がんを8割以上減らす効果が報告されており、
予防できるがんを増やさないためにも接種しておくことがおすすめされます。
ご希望の方は、お電話でお問い合わせください。